インサート【insert】
文字入力のインサートモード
文字を入力する際に、すでに文字のある場所に文字を打ち込むと押しのけるように挿入する動作モードを「インサートモード」あるいは「挿入モード」という。カーソル位置以降にある文字をすべて後ろにずらし、その場所に入力した文字が収まる。
一方、カーソルのある位置の文字を入力文字で置き換える動作モードもあり「上書きモード」という。両モード間の切り替えはキーボード上の「Insertキー」(インサートキー/Insキー)によって行う。押すたびに挿入モードと上書きモードが交互に切り替わる。
データベースへのインサート操作
データベースなどのデータ管理システムで、レコードなど一件のデータのまとまりをテーブルなどに新たに作成する操作のことをインサートあるいは挿入ということがある。データベース操作言語のSQLには、リレーショナルデータベース(RDB)のテーブルにレコードを挿入する構文として「INSERT INTO文」を用意している。
プログラムのインサート操作
プログラミングの分野では、配列やリストなどのデータ構造に要素を追加する操作をインサートと呼ぶことがある。順番に並んだ構造の特定の位置に要素を挿入する場合、後続の要素を移動させる必要があるため、処理時間はデータ構造の種類によって異なる。例えば、連続したメモリ領域を用いる配列では挿入位置以降の要素をシフトする必要があるが、連結リストでは参照の付け替えにより簡単に挿入できる。
動画や音声のインサート
動画や音声の編集において、あるカットの途中に別のカットを差し込むことをインサートと呼ぶことがある。本編映像の間に挿入されるシーンを「インサートショット」「インサート映像」というが、口語ではこれを指してインサートと呼ぶ用例も見られる。現場の状況を具体的に示す資料映像や、登場人物の心理描写を示す映像などがこれにあたる。物語の文脈を補強したり、視聴者の印象を強めたりする。
