アフィニティ【affinity】
概要
アフィニティとは、親近感、一体感、類似性、共通点、親和性などの意味を持つ英単語。IT分野では、複数の要素間の結びつきの強さや、対応関係の固定化などを表す用語として用いられることが多い。

IT分野では、プロセッサとタスクの結びつきを示す「CPUアフィニティ」がよく知られている。これは特定のタスクやスレッドを特定のCPUコアに割り当てて常に同じコアで処理させる設定で、キャッシュ効率の改善などによって処理性能の向上に寄与することがある。
Webサーバの運用では、ロードバランサ(負荷分散装置)などの機能で、セッションが続いている間は同じクライアントを同じサーバへ誘導する機能を「セッションアフィニティ」と呼ぶことがある。「スティッキーセッション」とも呼ばれ、サーバがセッション管理のために発行したCookieなどの情報をロードバランサが読み取り、クライアントを直前にアクセスしたサーバへ導く機能である。
クラウドコンピューティングや仮想化環境では、仮想マシン(VM)を特定の物理マシン(ホスト)に固定的に配置し続ける設定を「ノードアフィニティ」という。データへのアクセスを高速化したり、ライセンス上の制約に対応したりするために用いられる。そのようなVMとホストの対応付けの指定のことは「アフィニティルール」という。
情報の整理法の一つで、様々なアイデアや構成要素をカードなどに記入し、類似性や結びつきの強さを基に分類して構造化する手法を英語で「アフィニティダイアグラム」という。日本で考案された手法で、日本語の「親和図法」の英訳である。日本では考案者の川喜田二郎氏のイニシャルを取って「KJ法」と呼ぶこともある。
(2025.11.29更新)