読み方 : アソシエーションぶんせき

アソシエーション分析【association analysis】

概要

アソシエーション分析とは、データの中に存在する項目同士の関連性や同時発生の傾向を見つけ出すデータ分析手法。購買履歴など複数の項目の組み合わせとして表現されるデータ群を対象として、どのような項目が一緒に現れやすいかを統計的に抽出する。
アソシエーション分析のイメージ画像

多数の取引記録や行動履歴の中から、特定の組み合わせがどの程度の頻度で同時に現れるかを分析することで、データの背後にあるパターンを発見する。例えば、小売業の購買データでは、ある商品を購入した顧客が別の商品も同時に購入する傾向を見つけることができる。このような規則性を「アソシエーションルール」と呼び、ある項目の集合が存在するとき別の項目が現れる確率的な関係として整理される。

関係の強さや有用性を評価するために支持度、信頼度、リフト値などの指標が用いられる。支持度は特定の組み合わせが全体の中でどれだけ頻繁に現れるかを示し、信頼度はある条件が成立したとき別の項目が同時に現れる確率を表す。リフト値は観測された関係が偶然によるものかどうかを判断するための指標である。

アソシエーション分析は大量のデータの中から項目同士の共起関係や連関パターンを発見するデータマイニングの代表的な手法の一つである。主に小売業や流通業などで用いられ、商品配置の最適化、ECサイトのレコメンドシステム、マーケティング分析など様々な場面で活用されている。小売業の「同時買い」に特化した分析手法は「バスケット分析」とも呼ばれる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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