アウテージ【outage】

概要

アウテージとは、コンピュータシステムネットワーククラウドサービスなどが停止し、利用者が本来受けられるサービスを利用できなくなる状態のこと。日本語では「停止」と訳されることが多く、外来語として「アウテージ」を用いることは少ない。
アウテージのイメージ画像

原因はともかく停止している状態そのものを指す。システム障害サイバー攻撃、災害など予期せぬ原因で突発的に起きる非計画的な停止と、メンテナンス作業などのために意図的に停止させる計画的な停止がある。また、影響範囲の違いにより、サービス全体が利用不能になる完全な停止と、一部の機能や区域のみが止まる部分的な停止に分かれる。

システムの停止の発生頻度や継続時間は、システムの信頼性を評価する上で重要な管理指標となる。停止時間が長引くと業務の中断や機会損失につながり、オンラインサービスでは利用者の離脱や信用低下を招く恐れがある。システムの安定性は、一定期間内に正常に稼働していた時間の割合を示す「可用性」によって評価されることが多く、「99.9%」や「99.99%」といった数値で表される。

予期せぬ停止を防ぐため、システムを冗長構成にして可用性を高めたり、障害を自動検知して迅速に復旧させたりする取り組みが行われる。冗長化仮想化ホットスワップなどの仕組みによりシステムやサービスを継続したまま一部を止めて保守作業や入れ替えを行うことができ、計画的な停止も減らすことができる。

クラウドサービスの普及に伴い、大手事業者のシステム障害によってそのサービスをITインフラとして利用している多くの企業の業務やサービスが連鎖的に停止する事例も増えており、停止情報をリアルタイムで公開するステータスページの整備や、インシデント後の原因分析レポートである「ポストモーテム」の公開が慣行として広まっている。

(2026.6.26更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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