情報セキュリティマネジメント試験過去問 - 分野別(科目A) - データ通信と制御

令和6年公開問題 問10
社内ネットワークからインターネットへのアクセスを中継し,Webコンテンツをキャッシュすることによってアクセスを高速にする仕組みで,セキュリティ確保にも利用されるものはどれか。
アDMZ
イIPマスカレード(NAPT)
ウファイアウォール
エプロキシサーバ
答え : エ
分野 : その他の分野 › 技術要素 › ネットワーク › データ通信と制御 › ネットワーク接続
同一問題 : 〔平28春問46〕
解説 :
社内ネットワークからインターネットへのアクセスを中継し,Webコンテンツをキャッシュ(一時保存)してアクセスを速くする仕組みは,「エ」の「プロキシサーバ」です。

社内のPCに代わってインターネットにアクセスするので,外部から社内PCが直接見えなくなり,セキュリティの確保にも役立ちます。閲覧できるサイトを制限したり,通信の記録を取ったりすることもできます。

「ア」の「DMZ」(非武装地帯)は,社内ネットワークと外部の間に設ける中間的な区画で,公開用のWebサーバなどを置く場所です。

「イ」の「IPマスカレード」(NAPT)は,社内で使うプライベートIPアドレスを,一つのグローバルIPアドレスに変換して,複数の機器が同時にインターネットを使えるようにする技術です。

「ウ」の「ファイアウォール」は,通信の許可や遮断を決める仕組みで,キャッシュの機能はありません。
平成31年春期 問17
社内PCからインターネットに通信するとき,パケット中にある社内PCのプライベートIPアドレスとポート番号の組合せを,ファイアウォールのインターネット側のIPアドレスとポート番号の組合せに変換することによって,インターネットからは分からないように社内PCのプライベートIPアドレスを隠蔽することが可能なものはどれか。
アBGP
イIPマスカレード
ウOSPF
エフラグメンテーション
答え : イ
分野 : その他の分野 › 技術要素 › ネットワーク › データ通信と制御 › ネットワーク接続
解説 :
「IPマスカレード」とは,社内のプライベートIPアドレスとポート番号の組合せを,ファイアウォールなどのインターネット側のIPアドレスとポート番号の組合せに変換する技術です。「NAPT」とも呼ばれます。会社の代表電話番号と内線番号の関係に似ていて,外部からは代表番号しか見えず,内部の個別の番号は隠されます。正解は「イ」です。

「ア」の「BGP」は,インターネット上で異なるネットワーク同士が経路情報を交換するためのプロトコルです。

「ウ」の「OSPF」は,組織内のネットワークで経路情報を交換するプロトコルです。

「エ」の「フラグメンテーション」は,大きなパケットを小さく分割する処理のことで,アドレスを隠す機能ではありません。
平成29年秋期 問47
IPv4において,インターネット接続用ルータのNAT機能の説明として,適切なものはどれか。
アインターネットへのアクセスをキャッシュしておくことによって,その後に同じIPアドレスのWebサイトへアクセスする場合,表示を高速化できる機能である。
イ通信中のIPパケットを検査して,インターネットからの攻撃や侵入を検知する機能である。
ウ特定の端末宛てのIPパケットだけを通過させる機能である。
エプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互に変換する機能である。
答え : エ
分野 : その他の分野 › 技術要素 › ネットワーク › データ通信と制御 › ネットワーク接続
解説 :
「NAT」(Network Address Translation)とは,社内で使うプライベートIPアドレスと,インターネットで使うグローバルIPアドレスを,相互に変換する機能です。これにより,社内の複数の端末が,少ないグローバルIPアドレスでインターネットに接続できます。したがって「エ」が正解です。

「ア」は,アクセスした内容を保存して高速化する「キャッシュ」の説明です。

「イ」は,攻撃や侵入を検知する「IDS」(侵入検知システム)の説明です。

「ウ」は,特定の端末宛てのパケットだけを通す「パケットフィルタリング」の説明です。
平成28年春期 問45
ルータの機能に関する記述として,適切なものはどれか。
アLAN同士やLANとWANを接続して,ネットワーク層での中継処理を行う。
イデータ伝送媒体上の信号を物理層で増幅して中継する。
ウデータリンク層でネットワーク同士を接続する。
エ二つ以上のLANを接続し,LAN上のMACアドレスを参照して,その参照結果を基にデータフレームを他のLANに流すかどうかの判断を行う。
答え : ア
分野 : その他の分野 › 技術要素 › ネットワーク › データ通信と制御 › ネットワーク接続
解説 :
「ルータ」とは,LAN同士やLANとWANを接続して,ネットワーク層(OSI参照モデルの第3層)で,IPアドレスをもとに経路を選んでパケットを中継する機器です。「ア」が正解です。

「イ」の物理層で信号を増幅して中継するのは,「リピータ」の説明です。

「ウ」のデータリンク層でネットワーク同士を接続するのは,「ブリッジ」などの機器の説明です。

「エ」のMACアドレスを参照してデータフレームを他のLANに流すかどうかを判断するのも,ブリッジや「レイヤ2スイッチ」の説明です。
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