基本情報技術者試験 - 令和8年6月修了 - 問36

マイクロサービスアーキテクチャの説明として,適切なものはどれか。
アプリケーションとその実行環境をまとめ,一つのOSで動作させることによって,システム資源のオーバーヘッドが少なくなり,高速に起動できる。
ある物理サーバで動作している仮想サーバを,その仮想サーバで稼働しているソフトウェアを実行状態のまま,別の物理サーバに移動できる。
各機能は一つのソフトウェアの一部として連結されているので,ある機能に変更が生じた場合は,ソフトウェア全体を作り直す必要がある。
ソフトウェアを互いに独立した単一機能に分割し,それらを連結させて全体の機能を実現するので,ある機能内の変更がほかに影響を及ぼさない。
答え
分野 : テクノロジ系 › 開発技術 › システム開発技術 › 設計
解説
マイクロサービスアーキテクチャ」とは,大きなアプリケーションを「マイクロサービス」という独立した小さな機能単位に分割し,それぞれを連携させて全体を構成する設計方針です。各サービスが独立しているため,一つの機能を変更・修正しても他のサービスに影響を与えにくいというメリットがあります。

「ア」はコンテナ技術の説明で,アプリケーションと実行環境をまとめて一つのOS上で動作させることで起動を高速化する技術であり,マイクロサービスの分割・独立という性質とは異なる話です。「イ」はライブマイグレーションの説明で,仮想サーバを実行状態のまま別の物理サーバへ移動させる技術であり,アーキテクチャの設計思想とは別の運用技術です。「ウ」は従来型の一体化した設計である「モノリシックアーキテクチャ」の特徴の説明であり,まさにマイクロサービスアーキテクチャと対照的な,変更のたびに全体を作り直す必要がある設計を指しています。
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