基本情報技術者試験 - 令和8年6月修了 - 問28
暗号の危殆化に該当するものはどれか。
| ア | あるCAでデジタル証明書の署名に使っている公開鍵のデジタル証明書の有効期限が切れた。 |
|---|---|
| イ | ある暗号アルゴリズムの秘密鍵が不正アクセスによって漏えいした。 |
| ウ | あるハッシュ関数においてハッシュ値が同じになるデータの組みを現実的な時間内で発見する方法が見つかった。 |
| エ | あるランサムウェアの一種で暗号化されたファイルの復号鍵が公開された。 |
答え : ウ
分野 : テクノロジ系 › 技術要素 › セキュリティ › 情報セキュリティ
暗号の危殆化とは「暗号技術の安全性が,技術の進歩や解読方法の発見によって低下すること」を指します。ハッシュ関数において,本来異なるはずのデータが同じハッシュ値になる組み合わせ(衝突)を現実的な時間内に見つける方法が発見されると,そのハッシュ関数は「安全でなくなった」と言えます。危殆化は「アルゴリズムそのものの理論的な安全性低下」を指します。
「ア」は,証明書の運用上のライフサイクルに関する通常の出来事であり,暗号アルゴリズム自体の安全性が低下したわけではないため危殆化には該当しません。「イ」は,鍵の管理・運用上の事故であり,暗号アルゴリズムそのものの理論的な安全性が低下したわけではないため区別されます。「エ」は,特定の攻撃者が使った鍵が偶発的に公開された事件であり,暗号アルゴリズム自体の脆弱性が発見されたわけではありません。
分野 : テクノロジ系 › 技術要素 › セキュリティ › 情報セキュリティ
同一問題 : 〔令7公問9〕
解説 : 暗号の危殆化とは「暗号技術の安全性が,技術の進歩や解読方法の発見によって低下すること」を指します。ハッシュ関数において,本来異なるはずのデータが同じハッシュ値になる組み合わせ(衝突)を現実的な時間内に見つける方法が発見されると,そのハッシュ関数は「安全でなくなった」と言えます。危殆化は「アルゴリズムそのものの理論的な安全性低下」を指します。
「ア」は,証明書の運用上のライフサイクルに関する通常の出来事であり,暗号アルゴリズム自体の安全性が低下したわけではないため危殆化には該当しません。「イ」は,鍵の管理・運用上の事故であり,暗号アルゴリズムそのものの理論的な安全性が低下したわけではないため区別されます。「エ」は,特定の攻撃者が使った鍵が偶発的に公開された事件であり,暗号アルゴリズム自体の脆弱性が発見されたわけではありません。