基本情報技術者試験 - 令和8年6月修了 - 問1

絶対値の差が大きい複数の浮動小数点数の合計値を求める。情報落ちの発生を防ぐための工夫として,適切なものはどれか。
絶対値の大きい順に計算する。
絶対値の差が大きい値同士を優先して計算する。
絶対値の小さい順に計算する。
絶対値のほぼ等しい異符号同士の加算を減らすように計算する。
答え
分野 : テクノロジ系 › 基礎理論 › 基礎理論 › 離散数学
解説
浮動小数点数仮数部の桁数が有限のため,絶対値の差が極端に大きい数同士を足すと,小さい方の値の下位桁が表現しきれずに消えてしまいます。これが「情報落ち」です。対策の基本は,絶対値の小さい数同士を先に足して十分な大きさに育ててから,大きい数と合算することです。こうすることで,桁落ちする情報を最小限に抑えられます。

「ア」は最初に大きい数同士を足すと,その後に加える小さい数がすぐに情報落ちしてしまうため不適切です。「イ」はまさに情報落ちが起きやすい組み合わせを優先してしまうため,逆効果です。「エ」は「桁落ち」(近い値の引き算で有効桁数が減る現象)の対策であり,情報落ちとは異なる現象への対策なので不適切です。
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