基本情報技術者試験 - 令和7年公開問題 - 問2

浮動小数点形式で表現された数値の演算結果における丸め誤差の説明はどれか。
演算結果がコンピュータの扱える最大値を超えることによって生じる誤差である。
数表現のけた数に限度があるので,最下位けたより小さい部分について四捨五入や切上げ,切捨てを行うことによって生じる誤差である。
乗除算において,指数部が小さい方の数値の仮数部の下位部分が失われることによって生じる誤差である。
絶対値がほぼ等しい数値の加減算において,上位の有効数字が失われることによって生じる誤差である。
答え
分野 : テクノロジ系 › 基礎理論 › 基礎理論 › 応用数学
同一問題 : 〔令2修1問3〕〔平26修1問3〕〔平24修1問4〕〔平22修1問2
解説
浮動小数点演算における丸め誤差についての問題です。「丸め誤差」とは,数値を表現できる桁数に限りがあるため,表現しきれない下位の桁を四捨五入・切り上げ・切り捨てすることによって生じる誤差のことです。正解は選択肢「イ」です。

「ア」はオーバーフローの説明であり,丸め誤差とは別の誤差です。「ウ」は指数部の違いによって仮数部の下位が失われる誤差で,これは桁落ちではなく「情報落ち」と呼ばれる別の誤差です。「エ」は絶対値がほぼ等しい数同士を引き算する際に有効桁が失われる「桁落ち」の説明であり,丸め誤差とは異なる現象です。誤差の種類ごとに発生原因が異なるため,混同しないよう整理しておくことが大切です。
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