基本情報技術者試験 - 令和7年7月修了 - 問12

東京と福岡とを結ぶ実線の回線がある。東京と福岡との間の信頼性を向上させるために,大阪を経由する破線の迂回回線を追加した。迂回回線追加後における,東京と福岡との間の稼働率は幾らか。ここで,回線の稼働率は,東京と福岡,東京と大阪,大阪と福岡との全てが0.9とする。

ア0.729
イ0.810
ウ0.981
エ0.999
答え : ウ
分野 : テクノロジ系 › コンピュータシステム › システム構成要素 › システムの評価指標
同一問題 : 〔令5修7問12〕〔平30秋問15〕〔平25修6問20〕〔平23秋問19〕
解説 :
迂回回線を追加したシステムの稼働率を計算するものです。東京と福岡を直接結ぶ実線の回線に加えて,大阪を経由する破線の迂回回線が並列に追加された構成です。まず,大阪経由の迂回回線が動作する確率を計算します。これは東京と大阪の回線(稼働率0.9)と大阪と福岡の回線(稼働率0.9)が両方とも動作する必要があるため,0.9×0.9=0.81となります。

次に,東京と福岡の間の全体の稼働率は,実線の直接回線(稼働率0.9)と迂回回線(稼働率0.81)のどちらか一方でも動作すれば通信できるという並列構成になります。並列構成の稼働率は「1-(両方とも故障する確率)」で求められるため,1-(1-0.9)×(1-0.81)=1-0.1×0.19=1-0.019=0.981となります。従って,正解は選択肢「ウ」です。

誤りの選択肢である「0.729」や「0.810」は直列構成として誤って計算した場合に,「0.999」は計算の桁を誤った場合に生じやすい値です。直列と並列の稼働率計算の違いを正確に理解することがこの問題を解くポイントです。
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