基本情報技術者試験 - 令和7年1月修了 - 問36

設計するときに,状態遷移図を用いることが最も適切なシステムはどれか。
ア月末及び決算時の棚卸資産を集計処理する在庫棚卸システム
イシステム資源の日次の稼働状況を,レポートとして出力するシステム資源稼働状況報告システム
ウ水道の検針データを入力として, 料金を計算する水道料金計算システム
エ設置したセンサの情報から,温室内の環境を最適に保つ温室制御システム
答え : エ
分野 : テクノロジ系 › 開発技術 › ソフトウェア開発管理技術 › 開発プロセス・手法
解説 :
「状態遷移図」とは,システムがいくつかの「状態」を持ち,外部からの入力やきっかけ(イベント)によって,ある状態から別の状態へと移り変わっていく様子を表すための図です。そのため,時間の経過や外部の状況変化に応じて,システムの振る舞いや制御内容が細かく切り替わるようなシステムの設計に向いています。

「エ」の温室制御システムは,センサから得られる温度や湿度などの情報に応じて,ヒーターや換気扇のオン・オフを切り替えるなど,状況に応じて制御内容が変化するシステムであるため,状態遷移図を使った設計が適しています。これが正解です。

「ア」の在庫棚卸システム,「イ」の稼働状況報告システム,「ウ」の水道料金計算システムは,いずれも決まった手順に従って,データを集計・計算し,結果を出力するという,状態の切り替わりよりも処理の流れ(データフロー)に注目したほうが適切なシステムであるため,状態遷移図よりも他の図(DFDなど)を使うほうが向いています。
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