基本情報技術者試験 - 令和6年公開問題 - 問7

DBMSに実装すべき原子性(atomicity)を説明したものはどれか。
ア同一データベースに対する同一処理は,何度実行しても結果は同じである。
イトランザクション完了後にハードウェア障害が発生しても,更新されたデータベースの内容は保証される。
ウトランザクション内の処理は,全てが実行されるか,全てが取り消されるかのいずれかである。
エ一つのトランザクションの処理結果は,他のトランザクション処理の影響を受けない。
答え : ウ
分野 : テクノロジ系 › 技術要素 › データベース › トランザクション処理
同一問題 : 〔令4修1問28〕
解説 :
データベース管理システム(DBMS)が備えるべき原子性についての問題です。「原子性」(atomicity)とは,トランザクション内のすべての処理が完全に実行されるか,あるいはすべて取り消されるかのいずれかであり,処理が中途半端な状態で終わることを許さない性質のことです。正解は選択肢「ウ」です。

「ア」は同じ処理を何度実行しても結果が変わらないという性質であり,これは「冪等性」(べきとうせい)と呼ばれる別の概念です。

「イ」はトランザクション完了後にハードウェア障害が発生してもデータが失われないという性質であり,これは「耐久性」(durability)の説明にあたります。

「エ」は一つのトランザクションの処理結果が他のトランザクションの影響を受けないという性質であり,これは「独立性」(isolation)の説明です。

原子性・一貫性・独立性・耐久性はまとめて「ACID特性」と呼ばれ,それぞれの意味を区別して覚えておくことが重要です。
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