基本情報技術者試験 - 令和6年12月修了 - 問46
IT投資マネジメントを,プロジェクト単位での最適化を目的とする個別プロジェクトマネジメントと企業レベルの最適化を目的とする戦略マネジメントの二つに分類した場合,戦略マネジメントでの実施項目はどれか。
| ア | 実施中のプロジェクトの評価を行い,全社IT統括部門に進捗状況などを報告した上で,必要に応じて実施計画を修正する。 |
|---|---|
| イ | 全社IT投資計画を基にプロジェクトの実施計画を策定し,投資目的・目標の設定と,投資額の見積りを行い,予算の配分を判断する。 |
| ウ | 全社規模でのIT投資評価の方法や,複数のプロジェクトから成るIT投資ポートフォリオの選択基準を決定し,全社IT投資テーマを起案する。 |
| エ | プロジェクトが完了してから一定期間が経過した後,実施計画段階で設定した効果目標が達成されているか否かを実績に基づいて検証する。 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
IT投資マネジメントは,個別のプロジェクトごとの最適化を目指す「個別プロジェクトマネジメント」と,企業全体としての最適化を目指す「戦略マネジメント」の2つに分けて考えることができます。戦略マネジメントは,個々のプロジェクトの詳細な進め方よりも,より上位の全社的な視点から,IT投資のあり方全体を管理することが役割です。
「ウ」の「全社規模でのIT投資評価の方法や,複数のプロジェクトから成るIT投資ポートフォリオの選択基準を決定し,全社IT投資テーマを起案する」という内容は,まさに企業全体としての最適な投資配分を考えるという,戦略マネジメントに特有の実施項目にあたります。これが正解です。
「ア」「イ」「エ」は,いずれも個々のプロジェクトの実施計画の策定,進捗の報告,実施計画の修正,効果目標の達成状況の検証といった,個別のプロジェクト単位での管理活動にあたるため,個別プロジェクトマネジメントに分類され,戦略マネジメントの実施項目としては不正解です。
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
同一問題 : 〔令8修1問46〕
解説 : IT投資マネジメントは,個別のプロジェクトごとの最適化を目指す「個別プロジェクトマネジメント」と,企業全体としての最適化を目指す「戦略マネジメント」の2つに分けて考えることができます。戦略マネジメントは,個々のプロジェクトの詳細な進め方よりも,より上位の全社的な視点から,IT投資のあり方全体を管理することが役割です。
「ウ」の「全社規模でのIT投資評価の方法や,複数のプロジェクトから成るIT投資ポートフォリオの選択基準を決定し,全社IT投資テーマを起案する」という内容は,まさに企業全体としての最適な投資配分を考えるという,戦略マネジメントに特有の実施項目にあたります。これが正解です。
「ア」「イ」「エ」は,いずれも個々のプロジェクトの実施計画の策定,進捗の報告,実施計画の修正,効果目標の達成状況の検証といった,個別のプロジェクト単位での管理活動にあたるため,個別プロジェクトマネジメントに分類され,戦略マネジメントの実施項目としては不正解です。