基本情報技術者試験 - 令和6年12月修了 - 問29
XML署名を利用することによってできることはどれか。
| ア | TLSにおいて,HTTP通信の暗号化及び署名の付与に利用することによって,通信経路上でのXMLファイルの盗聴を防止する。 |
|---|---|
| イ | XMLとJavaScriptがもつ非同期のHTTP通信機能を使い,Webページの内容を動的に書き換えた上で署名を付与することによって,対話型のWebページを作成する。 |
| ウ | XML文書全体に対する単一の署名だけではなく,文書の一部に対して署名を付与する部分署名や多重署名などの複雑な要件に対応する。 |
| エ | 隠したい署名データを画像データの中に埋め込むことによって,署名の存在自体を外から判別できなくする。 |
答え : ウ
分野 : テクノロジ系 › 技術要素 › セキュリティ › 情報セキュリティ
「XML署名」とは,XML形式で作られた文書に対して,電子署名(作成者の証明や改ざんの検出を行うための情報)を付ける仕組みです。
XML署名の大きな特徴の1つは,文書全体に対してまとめて1つの署名を付けるだけでなく,文書の中の一部分だけに対して署名を付ける「部分署名」や,1つの文書に対して複数の異なる署名を重ねて付ける「多重署名」といった,複雑で柔軟な署名の付け方に対応できる点です。従って,正解は「ウ」です。
「ア」は,TLSという通信の暗号化の仕組みに関する説明であり,XML署名そのものの機能とは異なる文脈の話です。「イ」は,XMLHttpRequestなどを使ってWebページの内容を書き換える「Ajax」と呼ばれる技術の説明であり,電子署名とは直接関係がありません。「エ」は,メッセージを画像データなどに隠して埋め込む「ステガノグラフィ」という別の技術の説明であり,署名の存在を明示するXML署名とは,むしろ考え方が反対の技術です。
分野 : テクノロジ系 › 技術要素 › セキュリティ › 情報セキュリティ
同一問題 : 〔令6修1問29〕
解説 : 「XML署名」とは,XML形式で作られた文書に対して,電子署名(作成者の証明や改ざんの検出を行うための情報)を付ける仕組みです。
XML署名の大きな特徴の1つは,文書全体に対してまとめて1つの署名を付けるだけでなく,文書の中の一部分だけに対して署名を付ける「部分署名」や,1つの文書に対して複数の異なる署名を重ねて付ける「多重署名」といった,複雑で柔軟な署名の付け方に対応できる点です。従って,正解は「ウ」です。
「ア」は,TLSという通信の暗号化の仕組みに関する説明であり,XML署名そのものの機能とは異なる文脈の話です。「イ」は,XMLHttpRequestなどを使ってWebページの内容を書き換える「Ajax」と呼ばれる技術の説明であり,電子署名とは直接関係がありません。「エ」は,メッセージを画像データなどに隠して埋め込む「ステガノグラフィ」という別の技術の説明であり,署名の存在を明示するXML署名とは,むしろ考え方が反対の技術です。