基本情報技術者試験 - 令和6年12月修了 - 問21

関係データベースのビューを利用する目的はどれか。
アDISTINCT指定,GROUP BY句及びHAVING句をもつ演算処理を独立させて,プログラムに単純化したデータ更新手段を提供する。
イ行や列を特定の条件で絞り込んだビューだけをアクセスさせることによって,基となる表のデータの一部を隠蔽して保護する手段を提供する。
ウデータベースの物理的記憶構造の変更に影響されないように,アプリケーションプログラムに対して物理的データ独立性を提供する。
エ複数の表を結合したビューにインデックスを付与することによって,複数の表にまたがった高度な検索手段を提供する。
答え : イ
分野 : テクノロジ系 › 技術要素 › データベース › データ操作
同一問題 : 〔令5修12問21〕
解説 :
「ビュー」(view)とは,実際に保存されているデータそのもの(実表)ではなく,その実表に対してあらかじめ決められた問い合わせ(SELECT文など)を行った結果を,あたかも1つの独立した表であるかのように見せる仕組みです。

ビューを利用する目的の1つとして,実表の中から特定の行や列だけを絞り込んだビューを用意し,利用者にはそのビューだけをアクセスさせることで,実表に含まれる他の重要な情報や不要な情報を隠し,データを保護するという役割があります。従って,正解は「イ」です。

「ア」は,DISTINCT指定やGROUP BY句,HAVING句を使った複雑な集計処理をあらかじめビューとして定義しておくことで,プログラム側からは単純な参照だけで済むようにするという,また別の目的の説明であり,ビュー全般の目的としては主要な選択肢ではありません。

「ウ」は,データベースの物理的な記憶構造が変わっても影響を受けないようにする「物理的データ独立性」の説明であり,ビューが主に提供するのはこの物理的な独立性というよりも,論理的なデータの独立性や隠蔽です。

「エ」の,ビュー自体にインデックス(索引)を直接付与して検索を高速化するという用途は,一般的なビューの主目的とは異なります。
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