基本情報技術者試験 - 令和6年12月修了 - 問11

分散処理システムに関する記述のうち,アクセス透過性を説明したものはどれか。
ア遠隔地にある資源を,遠隔地での処理方式を知らなくても,手元にある資源と同じ操作で利用できる。
イシステムの運用及び管理をそれぞれの組織で個別に行うことによって,その組織の実態に合ったサービスを提供することができる。
ウ集中して処理せずに,データの発生場所やサービスの要求場所で処理することによって,通信コストを削減できる。
エ対等な関係のコンピュータが複数あるので,一部が故障しても他のコンピュータによる処理が可能となり,システム全体の信頼性を向上させることができる。
答え : ア
分野 : テクノロジ系 › コンピュータシステム › システム構成要素 › システムの構成
同一問題 : 〔令5修6問11〕
解説 :
「分散処理システム」とは,複数のコンピュータが連携して1つの処理を分担して行う仕組みのことです。この分散処理システムが持つべき望ましい性質の一つに「アクセス透過性」があります。

これは,利用者から見て,アクセスしたい資源(データやサービスなど)が実際にはネットワークでつながった遠隔地のコンピュータにあったとしても,その場所や仕組みの違いを意識することなく,手元にある資源とまったく同じ操作方法で利用できることを指します。従って,正解は「ア」です。

「イ」は,各拠点ごとに個別に運用管理を行うことのメリットについての説明であり,アクセス方法の透過性とは直接関係ありません。「ウ」は,処理を発生場所やサービス要求場所で行うことで通信コストを削減できるという,分散処理の利点についての説明です。「エ」は,一部の機器が故障しても他の機器で処理を続けられるという,分散処理システムが持つ「信頼性の向上」という別の特性についての説明です。
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