基本情報技術者試験 - 令和6年12月修了 - 問1
数多くの数値の加算を行う場合,絶対値の小さなものから順番に計算するとよい。これは,どの誤差を抑制する方法を述べたものか。
| ア | アンダフロー |
|---|---|
| イ | 打切り誤差 |
| ウ | けた落ち |
| エ | 情報落ち |
答え : エ
分野 : テクノロジ系 › 基礎理論 › 基礎理論 › 離散数学
解説 :
コンピュータで小数を含む数値計算を行うと,桁数の限られた記憶領域で数を表現するために,様々な種類の誤差が発生します。
「情報落ち」とは,絶対値が非常に大きい数と非常に小さい数を足し算したときに,小さいほうの数の情報がほとんど反映されずに失われてしまう現象です。数多くの数値を加算する際に,絶対値の小さいものから順番に計算していくと,途中の合計値と新たに足す値の大きさの差が開きにくくなり,この情報落ちを抑えることができます。従って,正解は「エ」です。
「ア」の「アンダフロー」は,計算結果がコンピュータで表現できる最小の値よりも小さくなってしまい,実質的に0として扱われてしまう誤差で,順番を工夫しても防げるとは限りません。「イ」の「打切り誤差」は,本来無限に続く計算を途中で打ち切ることで生じる誤差で,加算の順序とは関係がありません。「ウ」の「けた落ち」は,絶対値がほぼ等しい数同士を引き算したときに,有効な桁数が大きく減ってしまう誤差で,加算の順序を工夫しても防ぐことはできません。
分野 : テクノロジ系 › 基礎理論 › 基礎理論 › 離散数学
解説 :
コンピュータで小数を含む数値計算を行うと,桁数の限られた記憶領域で数を表現するために,様々な種類の誤差が発生します。
「情報落ち」とは,絶対値が非常に大きい数と非常に小さい数を足し算したときに,小さいほうの数の情報がほとんど反映されずに失われてしまう現象です。数多くの数値を加算する際に,絶対値の小さいものから順番に計算していくと,途中の合計値と新たに足す値の大きさの差が開きにくくなり,この情報落ちを抑えることができます。従って,正解は「エ」です。
「ア」の「アンダフロー」は,計算結果がコンピュータで表現できる最小の値よりも小さくなってしまい,実質的に0として扱われてしまう誤差で,順番を工夫しても防げるとは限りません。「イ」の「打切り誤差」は,本来無限に続く計算を途中で打ち切ることで生じる誤差で,加算の順序とは関係がありません。「ウ」の「けた落ち」は,絶対値がほぼ等しい数同士を引き算したときに,有効な桁数が大きく減ってしまう誤差で,加算の順序を工夫しても防ぐことはできません。