基本情報技術者試験 - 令和5年12月修了 - 問48

ある企業が,AIなどの情報技術を利用した自動応答システムを導入して,コールセンタにおける顧客対応を無人化しようとしている。この企業が,システム化構想の立案プロセスで行うべきことはどれか。
アAIなどの情報技術の動向を調査し,顧客対応における省力化と品質向上など,競争優位を生み出すための情報技術の利用方法について分析する。
イAIなどを利用した自動応答システムを構築する上でのソフトウェア製品又はシステムの信頼性,効率性など品質に関する要件を定義する。
ウ自動応答に必要なシステム機能及び能力などのシステム要件を定義し,システム要件を,AIなどを利用した製品又はサービスなどのシステム要素に割り当てる。
エ自動応答を実現するソフトウェア製品又はシステムの要件定義を行い,AIなどを利用した実現方式やインタフェース設計を行う。
答え : ア
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム企画 › システム化計画
同一問題 : 〔令7修1問48〕〔令2修1問64〕
解説 :
AIなどの情報技術を利用した自動応答システムを導入する企業が,「システム化構想」の立案プロセスにおいて行うべきことを問う問題です。

システム化構想の段階は,具体的なシステムの機能や仕様を細かく決める前の,より上流の段階にあたります。この段階では,AIなどの情報技術の動向を調査し,顧客対応における省力化や品質向上など,その技術を使うことでどのように競争優位を生み出せるかを分析することが求められます。正解は「ア」です。

「イ」は,ソフトウェア製品やシステムの信頼性や効率性といった品質に関する要件を定義するとしていますが,これはシステム化構想よりも後の,より具体的な要件定義の段階で行われる作業です。

「ウ」は,自動応答に必要なシステム機能や能力などのシステム要件を定義し,それをシステム要素に割り当てるとしていますが,これも要件定義やシステム要素への割り当てという,より具体的で下流の工程にあたる作業です。

「エ」は,ソフトウェア製品やシステムの要件定義を行い,実現方式やインタフェース設計を行うとしていますが,これも要件定義や設計といった,システム化構想よりも後の段階で行われる作業であり,いずれもシステム化構想の立案プロセスとしては早すぎる内容です。
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