基本情報技術者試験 - 令和5年7月修了 - 問46
IT投資の評価手法のうち,バランススコアカードを用いた手法を説明したものはどれか。
| ア | IT投資の効果をキャッシュフローから求めた正味現在価値を用いて評価することによって,他の投資案件との比較を容易にする。 |
|---|---|
| イ | IT投資をその性質やリスクの共通性によってカテゴリに分類し,カテゴリ単位での投資割合を評価することによって,経営戦略とIT投資の整合性を確保する。 |
| ウ | 財務,顧客,内部業務プロセスなど複数の視点ごとにIT投資の業績評価指標を設定し,経営戦略との適合性を評価することで,IT投資効果を多面的に評価する。 |
| エ | 初期投資に対する価値に加えて,将来において選択可能な収益やリスクの期待値を,金融市場で使われるオプション価格付け理論に基づいて評価する。 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「バランススコアカード」(BSC)とは,企業の業績を評価するための経営管理の手法で,財務という単一の視点だけでなく,財務,顧客,内部業務プロセス,学習と成長という複数の異なる視点から,企業の戦略の達成度を総合的に評価しようとする考え方です。
IT投資の評価にバランススコアカードを用いる手法では,財務,顧客,内部業務プロセスなど,複数の視点ごとにIT投資の業績評価指標(KPI)を設定し,それぞれの指標が経営戦略とどの程度適合しているかを評価することによって,IT投資の効果を多面的に捉えようとします。従って,正解は「ウ」です。
「ア」は,IT投資の効果をキャッシュフローから求めた正味現在価値(NPV)を用いて評価する手法についての説明で,これは財務的な観点から投資の妥当性を評価する,より伝統的な投資評価手法についての説明です。
「イ」は,IT投資をその性質やリスクの共通性によってカテゴリに分類し,カテゴリ単位での投資割合を評価する手法についての説明で,これは「IT投資ポートフォリオ」と呼ばれる考え方に近い内容です。
「エ」は,初期投資に対する価値に加えて,将来の選択可能性を金融市場のオプション価格付け理論に基づいて評価する手法についての説明で,これは「リアルオプション」と呼ばれる,より高度な投資評価の考え方についての説明であり,いずれもバランススコアカードを用いた手法とは異なる内容です。
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「バランススコアカード」(BSC)とは,企業の業績を評価するための経営管理の手法で,財務という単一の視点だけでなく,財務,顧客,内部業務プロセス,学習と成長という複数の異なる視点から,企業の戦略の達成度を総合的に評価しようとする考え方です。
IT投資の評価にバランススコアカードを用いる手法では,財務,顧客,内部業務プロセスなど,複数の視点ごとにIT投資の業績評価指標(KPI)を設定し,それぞれの指標が経営戦略とどの程度適合しているかを評価することによって,IT投資の効果を多面的に捉えようとします。従って,正解は「ウ」です。
「ア」は,IT投資の効果をキャッシュフローから求めた正味現在価値(NPV)を用いて評価する手法についての説明で,これは財務的な観点から投資の妥当性を評価する,より伝統的な投資評価手法についての説明です。
「イ」は,IT投資をその性質やリスクの共通性によってカテゴリに分類し,カテゴリ単位での投資割合を評価する手法についての説明で,これは「IT投資ポートフォリオ」と呼ばれる考え方に近い内容です。
「エ」は,初期投資に対する価値に加えて,将来の選択可能性を金融市場のオプション価格付け理論に基づいて評価する手法についての説明で,これは「リアルオプション」と呼ばれる,より高度な投資評価の考え方についての説明であり,いずれもバランススコアカードを用いた手法とは異なる内容です。