基本情報技術者試験 - 令和5年7月修了 - 問45

事業継続計画(BCP)について監査を実施した結果,適切な状況と判断されるものはどれか。
ア従業員の緊急連絡先リストを作成し,最新版に更新している。
イ重要書類は複製せずに,1か所で集中保管している。
ウ全ての業務について,優先順位なしに同一水準のBCPを策定している。
エ平時にはBCPを従業員に非公開としている。
答え : ア
分野 : マネジメント系 › サービスマネジメント › システム監査 › システム監査
同一問題 : 〔令2修12問60〕〔令1修7問60〕〔平28秋問60〕
解説 :
「事業継続計画」(BCP)とは,地震や火災などの災害,あるいはシステム障害などの緊急事態が発生した場合でも,企業が重要な業務を中断させることなく継続,あるいは早期に復旧させるためにあらかじめ策定しておく計画のことです。

BCPを適切に運用するためには,緊急時に速やかに関係者へ連絡を取れるよう,従業員の緊急連絡先リストを作成し,常に最新の状態に更新しておくことが重要です。従って,正解は「ア」です。

「イ」は,重要書類を複製せずに1か所で集中保管しているとしていますが,これでは,その保管場所自体が被災してしまった場合に,重要書類がすべて失われてしまうリスクがあり,事業継続の観点からは,複数の場所に分散して保管したり,複製を作成したりすることが望ましいとされています。

「ウ」は,全ての業務について優先順位なしに同一水準のBCPを策定しているとしていますが,実際には,企業が持つ限られた経営資源を有効に活用するために,事業への影響度に応じて業務の優先順位を付け,特に重要な業務を優先的に復旧できるようなBCPを策定することが望ましいとされています。

「エ」は,平時にはBCPを従業員に非公開としているとしていますが,緊急時に従業員が適切に行動できるようにするためには,平時からBCPの内容を従業員に周知し,必要に応じて訓練を行っておくことが重要であり,非公開にしておくことは適切な対応とはいえません。
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