基本情報技術者試験 - 令和5年6月修了 - 問11

分散処理システムに関する記述のうち,アクセス透過性を説明したものはどれか。
ア遠隔地にある資源を,遠隔地での処理方式を知らなくても,手元にある資源と同じ操作で利用できる。
イシステムの運用及び管理をそれぞれの組織で個別に行うことによって,その組織の実態に合ったサービスを提供することができる。
ウ集中して処理せずに,データの発生場所やサービスの要求場所で処理することによって,通信コストを削減できる。
エ対等な関係のコンピュータが複数あるので,一部が故障しても他のコンピュータによる処理が可能となり,システム全体の信頼性を向上させることができる。
答え : ア
分野 : テクノロジ系 › コンピュータシステム › システム構成要素 › システムの構成
同一問題 : 〔令6修12問11〕
解説 :
アクセス透過性とは,分散処理システムにおいて,利用者が遠隔地にある資源へアクセスする際に,その資源が遠隔地にあることや処理方式の違いを意識せず,手元の資源と同じ操作で利用できる性質のことです。

「イ」は管理の分散に関する説明であり,組織ごとの運用管理の柔軟性について述べていますが,アクセスの透過性とは別の概念です。

「ウ」は処理の分散による通信コスト削減について述べており,これは負荷分散や処理の局所化に関する説明です。

「エ」は対等なコンピュータによる耐障害性の向上について述べており,システムの信頼性に関する内容です。

分散システムには複数の「透過性」(位置透過性,アクセス透過性など)があるため,それぞれの定義を区別して覚える必要があります。
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