基本情報技術者試験 - 令和5年1月修了 - 問52

ソフトウェア開発の見積方法の一つであるファンクションポイント法の説明として,適切なものはどれか。
ア開発規模が分かっていることを前提として,工数と工期を見積もる方法である。ビジネス分野に限らず,全分野に適用可能である。
イ過去に経験した類似のソフトウェアについてのデータを基にして,ソフトウェアの相違点を調べ,同じ部分については過去のデータを使い,異なった部分は経験に基づいて,規模と工数を見積もる方法である。
ウソフトウェアの機能を入出力データ数やファイル数などによって定量的に計測し,複雑さによる調整を行って,ソフトウェア規模を見積もる方法である。
エ単位作業項目に適用する作業量の基準値を決めておき,作業項目を単位作業項目まで分解し,基準値を適用して算出した作業量の積算で全体の作業量を見積もる方法である。
答え : ウ
分野 : マネジメント系 › プロジェクトマネジメント › プロジェクトマネジメント › プロジェクトのコスト
解説 :
「ファンクションポイント法」とは,ソフトウェアの規模を見積もる手法の一つで,ソフトウェアが持つ機能を,入出力データの数やファイルの数といった利用者から見える要素に着目して定量的に計測し,さらにその複雑さの度合いに応じて調整を加えることで,ソフトウェアの規模を見積もる方法です。

この手法は,プログラムの内部構造ではなく,利用者にとっての機能の多さや複雑さを基準にしているため,開発言語や開発環境に左右されにくいという特徴があります。正解は「ウ」です。

「ア」は,開発規模が分かっていることを前提に工数と工期を見積もる方法で,ビジネス分野に限らず全分野に適用可能としていますが,これは「COCOMO」など,規模が判明した後に工数を見積もる手法についての説明に近く,ファンクションポイント法とは異なります。

「イ」は,過去の類似ソフトウェアのデータをもとに相違点を調べて見積もる方法についての説明ですが,これは「類推見積法」についての説明です。

「エ」は,単位作業項目ごとの基準値を決めて積み上げていく方法についての説明ですが,これはWBSを用いた「積み上げ法」に近い内容です。
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