基本情報技術者試験 - 令和5年1月修了 - 問41

IoTデバイスの耐タンパ性の実装技術とその効果に関する記述として,適切なものはどれか。
アCPU処理の負荷が小さい暗号化方式を実装することによって,IoTデバイスとサーバとの間の通信経路での情報の漏えいを防止できる。
イIoTデバイスにGPSを組み込むことによって,紛失時にIoTデバイスの位置を検知して捜索できる。
ウIoTデバイスに光を検知する回路を組み込むことによって,ケースが開けられたときに内蔵メモリに記録されている秘密情報を消去できる。
エIoTデバイスにメモリカードリーダを実装して,IoTデバイスの故障時にはメモリカードをIoTデバイスの予備機に差し替えることによって,IoTデバイスを復旧できる。
答え : ウ
分野 : テクノロジ系 › 技術要素 › セキュリティ › セキュリティ技術評価
同一問題 : 〔令6修12問30〕〔令6修1問30〕
解説 :
「耐タンパ性」とは,機器の内部構造や記録されている秘密情報を,外部から不正に解析されたり取り出されたりすることを防ぐ性質のことです。

選択肢「ウ」にある通り,IoTデバイスに光を検知する回路を組み込み,ケースが不正に開けられたことを検知した際に内蔵メモリに記録されている秘密情報を自動的に消去する仕組みは,まさに耐タンパ性を実装する代表的な技術です。

「ア」は,CPU処理の負荷が小さい暗号化方式を実装することで通信経路上の情報漏えいを防止するという説明ですが,これは通信の暗号化に関する対策であり,デバイス本体の耐タンパ性とは異なる観点の対策です。

「イ」は,GPSを組み込んで紛失時に位置を検知するという説明ですが,これは紛失対策であり,内部の秘密情報を保護する耐タンパ性とは目的が異なります。

「エ」は,メモリカードリーダを実装して故障時にメモリカードを差し替えて復旧するという説明ですが,これは可用性を高めるための工夫であり,秘密情報の保護を目的とした耐タンパ性の実装とは異なります。
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