基本情報技術者試験 - 令和5年1月修了 - 問38
ワームの検知方式の一つとして,検査対象のファイルからSHA-256を使ってハッシュ値を求め,既知のワーム検体ファイルのハッシュ値のデータベースと照合する方式がある。この方式によって,検知できるものはどれか。
| ア | ワーム検体と同一のワーム |
|---|---|
| イ | ワーム検体と特徴あるコード列が同じワーム |
| ウ | ワーム検体とファイルサイズが同じワーム |
| エ | ワーム検体の亜種に該当するワーム |
答え : ア
分野 : テクノロジ系 › 技術要素 › セキュリティ › 情報セキュリティ対策
解説 :
「SHA-256」はハッシュ関数の一種で,入力されたデータから固定長のハッシュ値を計算する仕組みです。ハッシュ関数は,わずかにデータが異なるだけでも全く異なるハッシュ値を生成するという性質を持っています。
この性質を利用し,検査対象のファイルから計算したハッシュ値と,既知のワーム検体ファイルのハッシュ値のデータベースとを照合することで,ワームを検知する方式をパターンマッチングによる検知方式と言います。この方式で検知できるのは,既知の検体と完全に一致するファイル,すなわち検体と同一のワームに限られます。正解は「ア」です。
「イ」は,検体と特徴あるコード列が同じワームを検知できるとしていますが,これはコードの一部の特徴を比較する別の検知手法(ヒューリスティック検知など)に近い内容であり,ハッシュ値の完全一致による照合では検知できません。
「ウ」は,ファイルサイズが同じワームを検知できるとしていますが,ハッシュ値の照合はファイルサイズではなくファイルの内容そのものに基づいて行われるため,この記述は不適切です。
「エ」は,検体の亜種を検知できるとしていますが,亜種はコードの一部が変更されているためハッシュ値も変わってしまい,ハッシュ値の完全一致による照合では検知できません。
分野 : テクノロジ系 › 技術要素 › セキュリティ › 情報セキュリティ対策
解説 :
「SHA-256」はハッシュ関数の一種で,入力されたデータから固定長のハッシュ値を計算する仕組みです。ハッシュ関数は,わずかにデータが異なるだけでも全く異なるハッシュ値を生成するという性質を持っています。
この性質を利用し,検査対象のファイルから計算したハッシュ値と,既知のワーム検体ファイルのハッシュ値のデータベースとを照合することで,ワームを検知する方式をパターンマッチングによる検知方式と言います。この方式で検知できるのは,既知の検体と完全に一致するファイル,すなわち検体と同一のワームに限られます。正解は「ア」です。
「イ」は,検体と特徴あるコード列が同じワームを検知できるとしていますが,これはコードの一部の特徴を比較する別の検知手法(ヒューリスティック検知など)に近い内容であり,ハッシュ値の完全一致による照合では検知できません。
「ウ」は,ファイルサイズが同じワームを検知できるとしていますが,ハッシュ値の照合はファイルサイズではなくファイルの内容そのものに基づいて行われるため,この記述は不適切です。
「エ」は,検体の亜種を検知できるとしていますが,亜種はコードの一部が変更されているためハッシュ値も変わってしまい,ハッシュ値の完全一致による照合では検知できません。