基本情報技術者試験 - 令和5年1月修了 - 問12

パイプライン制御の特徴はどれか。
ア複数の命令を同時に実行するために,コンパイラが目的プログラムを生成する段階で,それぞれの命令がどの演算器を使うかをあらかじめ割り振る。
イ命令が実行される段階で,どの演算器を使うかを動的に決めながら,複数の命令を同時に実行する。
ウ命令の処理をプロセッサ内で複数のステージに細分化し,複数の命令を並列に実行する。
エ命令を更に細かなマイクロ命令の組合せで実行する。
答え : ウ
分野 : テクノロジ系 › コンピュータシステム › コンピュータ構成要素 › プロセッサ
同一問題 : 〔平27修12問9〕〔平24修7問10〕〔平22秋問10〕
解説 :
「パイプライン制御」とは,命令の実行過程を複数の段階,例えば命令の取り出し,解読,実行,書き込みといったステージに分割し,それぞれの段階を専用の回路で並行して処理する仕組みです。

ある命令が実行段階にあるとき,次の命令は解読段階,さらに次の命令は取り出し段階というように,複数の命令が同時にパイプラインの異なる段階を流れることで,全体の処理速度を高めています。「ウ」が正解です。

「ア」は,コンパイラが事前に演算器の割り振りを行う方式についての説明であり,これは「静的スケジューリング」と呼ばれる別の仕組みに近い内容です。

「イ」は,実行時に動的に演算器の割り当てを決めながら複数命令を実行する方式で,「スーパースカラ」などの技術に関連する説明であり,パイプライン制御そのものの特徴とは異なります。

「エ」は「マイクロプログラム制御」に関する説明であり,命令をより細かなマイクロ命令に分解して実行する仕組みを指すため,パイプライン制御とは別の概念です。
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