基本情報技術者試験 - 令和4年12月修了 - 問51

プロジェクトライフサイクルの一般的な特性はどれか。
ア開発要員数は,プロジェクト開始時が最多であり,プロジェクトが進むにつれて減少し,完了に近づくと再度増加する。
イステークホルダがコストを変えずにプロジェクトの成果物に対して及ぼすことができる影響の度合いは,プロジェクト完了直前が最も大きくなる。
ウプロジェクトが完了に近づくほど,変更やエラーの修正がプロジェクトに影響する度合いは小さくなる。
エリスクは,プロジェクトが完了に近づくにつれて減少する。
答え : エ
分野 : マネジメント系 › プロジェクトマネジメント › プロジェクトマネジメント › プロジェクトマネジメント
同一問題 : 〔令3修1問51〕
解説 :
「プロジェクトライフサイクル」とは,プロジェクトが開始してから終了するまでの一連の流れを,いくつかの段階に分けて捉えたものです。

プロジェクトライフサイクルの一般的な特性の一つとして,選択肢「エ」にある通り,リスクはプロジェクトが完了に近づくにつれて減少していくという傾向があります。これは,プロジェクトの初期段階では不確実な要素が多く残っているためにリスクが高く,作業が進み成果物が固まっていくにつれて,不確実性が解消されリスクが徐々に小さくなっていくためです。

「ア」は,開発要員数がプロジェクト開始時に最多であり,進むにつれて減少し,完了に近づくと再度増加するという説明ですが,一般的には開発要員数はプロジェクトの立ち上げ時には少なく,実行段階で最も多くなり,完了に近づくにつれて減少していく傾向があるため,この記述は実際の特性とは逆になっています。

「イ」は,ステークホルダがコストを変えずに成果物に影響を及ぼすことができる度合いが,プロジェクト完了直前に最も大きくなるという説明ですが,実際には逆で,プロジェクトの初期段階ほど,コストをあまりかけずに成果物に大きな影響を及ぼすことができ,完了に近づくほどその影響力は小さくなっていきます。

「ウ」は,プロジェクトが完了に近づくほど,変更やエラーの修正がプロジェクトに影響する度合いが小さくなるという説明ですが,実際には逆で,完了に近づいてからの変更や修正ほど,手戻りが大きくなり影響が大きくなる傾向があります。
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