基本情報技術者試験 - 令和4年12月修了 - 問36

リスクベース認証の特徴はどれか。
アいかなる利用条件でのアクセスの要求においても,ハードウェアトークンとパスワードを併用するなど,常に二つの認証方式を併用することによって,不正アクセスに対する安全性を高める。
イいかなる利用条件でのアクセスの要求においても認証方法を変更せずに,同一の手順によって普段どおりにシステムにアクセスできるようにし,可用性を高める。
ウ普段と異なる利用条件でのアクセスと判断した場合には,追加の本人認証をすることによって,不正アクセスに対する安全性を高める。
エ利用者が認証情報を忘れ,かつ,Webブラウザに保存しているパスワード情報を使用できないリスクを想定して,緊急と判断した場合には,認証情報を入力せずに,利用者は普段どおりにシステムを利用できるようにし,可用性を高める。
答え : ウ
分野 : テクノロジ系 › 技術要素 › セキュリティ › 情報セキュリティ
同一問題 : 〔令6修7問29〕
解説 :
「リスクベース認証」とは,利用者がシステムにアクセスする際の状況,例えば普段と異なる場所やデバイス,時間帯からのアクセスであるかどうかを分析し,そのアクセスに伴うリスクの高さに応じて認証の厳しさを変化させる認証方式のことです。

選択肢「ウ」にある通り,普段と異なる利用条件でのアクセスであると判断した場合には,通常の認証に加えて追加の本人確認を要求することによって,不正アクセスに対する安全性を高めるという仕組みが,リスクベース認証の特徴です。これが正解です。

「ア」は,利用条件にかかわらず常に二つの認証方式を併用するという説明ですが,これはリスクの高低に関係なく一律に厳しい認証を課す方式であり,リスクに応じて認証方法を変化させるリスクベース認証の考え方とは異なります。

「イ」は,利用条件にかかわらず認証方法を変更せず,常に同一の手順でアクセスできるようにするという説明ですが,これもリスクに応じた対応をしないという点でリスクベース認証とは逆の考え方です。

「エ」は,緊急と判断した場合には認証情報の入力を省略できるようにするという説明ですが,これはセキュリティを高めるのではなく緩和する内容であり,リスクベース認証の目的とは異なります。
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