▼ 文中の用語 |
コンピュータを休眠状態にして電力消費を抑える「サスペンド」の形態の一つで、現在の状態をメモリに保存したまま、CPUやハードディスクなど、ほとんどのデバイスへの電源供給を止めるモード。ACPIのS3ステートとして規定されている。
OSが起動した状態のデータをメモリが保持しているので、復帰する時にOSは再起動されず、サスペンド前の状態にそのまま復帰する。
STRは、サスペンド時の消費電力と、復帰にかかる時間のバランスが最もいいサスペンドモードとされている。
例えば、データをハードディスクに退避してほぼ全デバイスの電源を切る「STD(Suspend-To-Disk)」(いわゆる「ハイバネーション」のことで、S4ステートに相当)も原理はほぼ同じだが、メモリの方がアクセス速度が圧倒的に速い分、STRの方が復帰に時間がかからない。
また、STRではメモリに電源が供給され、STDでは供給されないが、メモリの消費電力は比較的少ないため、大きな問題とならない。
STRを使用するためには、マザーボード側でメモリにだけ電源を供給できる配線が行われている必要があるため、設計レベルでSTRに対応したマザーボードを用意する必要がある。また、OS側もACPIに対応していることが要求される。