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1992年に当時の情報処理振興事業協会(現在のIPA:情報処理推進機構)を中心に策定された、ソフトウェアライフサイクルにおける各プロセスを分類するガイドライン。このうち、1998年に策定されたものを「共通フレーム98」(ソフトウェアを中心としたシステム開発および取引のための共通フレーム 1998年版)という。
共通フレームは、1994年にまずISO/IEC JTC1/SC7委員会で審議中だったソフトウェア・ライフサイクル・プロセスの委員会原案(後のISO/IEC 12207)をベースとした「ソフトウェアを中心としたシステムの取引に関する共通フレーム」(共通フレーム94)が策定された。翌1995年にISO/IEC 12207が正式発行されると、それを日本語化したJIS X 0160が発行され、これを受けて改訂された共通フレームがSLCP-JCF98である。
共通フレームはソフトウェアのシステム開発において、発注側(顧客)と受注側(ベンダ)の間で相互の役割や、責任範囲の認識に差異が生じないよう双方で共通して利用できるように用語や作業内容を標準化するためのガイドラインである。
実際の作業手順を具体的に定めたものではなく、顧客側とベンダ側でそれぞれ持っている独自の開発方法、プロセスを共通フレームに対応させ、お互いの役割を把握し、共通認識として相互理解するものであり、工程把握や、費用見積もり、品質管理などの相互の認識のずれによるトラブルの発生防止や共同作業による作業効率アップを図ることができる。
現在は超上流プロセスの可視化と信頼性ガイドライン要素を重視した「共通フレーム2007」の改訂作業が進行している。