2003.11.26更新

P2Pソフト 【ファイル交換ソフト】


別名  

ファイル共有ソフト

分野  
P2P / インターネット

インターネットを介して不特定多数のコンピュータの間でファイルを共有するソフト。著作権侵害をはじめとする違法な情報流通の温床になっているとして非難の対象となっている。

技術的には大きく分けて中央サーバ型と純粋型の2種類がある。前者は、接続しているユーザの情報やファイルリストを中央サーバが管理し、ファイルの転送のみを利用者間で直接行なう形態。ファイル共有ソフトのさきがけとなったNapsterはこの形態をとる。これに対し後者は、情報を管理するサーバがなく、すべての情報がバケツリレー式に利用者の間を流通する形態である。前者のほうが無駄な通信が少なく効率的だが、サーバが停止するとサービス全体が停止する。後者は利用者が増えると加速度的にネットワークが混雑してしまうが、どこか一ヶ所が停止してもネットワーク全体が停止することはない。

このシステムのさきがけとなったのはアメリカの大学生が開発した「Napster」で、1999年1月にmp3ファイルの交換ソフトとして誕生した。企業化してビジネスとしての展開を探るも音楽業界による著作権侵害訴訟に敗訴、2002年6月に破産した。その資産はRoxio社に買収され、2003年10月から有料音楽配信サービスとして再出発している。

その後も商用・非商用を含め様々なソフトが登場したが、著作権をめぐる論争には決着がついていない。ファイル交換ソフトを悪用されて著作権を侵害された音楽業界・映画業界・ソフトウェア業界など産業界は「ファイル交換ソフト自体が違法」との主張を続けているが、「悪用するユーザを裁くべきでファイル交換ソフト自体は合法」とする主張との間で議論は平行線をたどっている。

日本では、中央サーバ型としてはWinMXが、純粋型としてはWinnyが広く使われており、WinMXでは2001年11月に、Winnyでは2003年11月に著作権侵害の疑いで逮捕者が出ている。


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20100902
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