2003.12.10更新

HD DVD


読み方 エイチディーディーブイディー
フルスペル High Definition DVD
分野

ストレージ > 光ディスク > DVD


HD DVDとは、DVDフォーラムが策定した、DVDの後継となる大容量光ディスクの規格。東芝とNECが共同提案した「AOD」(Advanced Optical Disk)仕様をベースとしており、2003年11月に承認された。

 HD DVD規格はAOD規格にほぼ準拠している。読み取りには波長405nmの青紫色レーザーを使い、読み出し専用のHD DVD-ROM規格では片面単層で15GB、2層で30GBの記憶容量を持つ。現在審議中の書き換え可能型規格では、片面単層20GB、2層で40GBとなる予定。

 HD DVDの最大の特徴は現行のDVD規格との高い互換性である。片面2層記録メディアの場合、DVD-ROMと同様に1層0.6mmの基板を2枚貼り合せることで1枚のディスクを構成する。また、ピックアップの開口数(0.65)もDVD規格と同じである。こうした互換性の高さにより、DVD機器の上位互換機種としてHD DVD機器を開発するのが容易になっている。また、HD DVDメディアの生産設備もDVDメディアのものを流用でき、設備投資を抑えることができる。現行のDVD規格との互換性をほとんど持たないBlu-ray Disc規格とは対照的である。

 HD DVD規格は現在普及している光ディスク規格と同様、読み取り専用メディアと書き換え可能メディアの双方の規格策定が行われる予定だが、2003年11月にDVDフォーラム幹事会で承認されたのは読み取り専用メディアHD DVD-ROM」(仮称)規格のみで、AOD規格を元にした書き換え可能メディア「HD DVD-ARW」(仮称)規格は継続して審査が行われている。

 DVDフォーラムがHD DVD規格にAODを採用したことにより、次世代型DVD規格はAOD陣営(DVDフォーラム)と、先行して製品が発売されているBlu-ray Disc陣営(ソニーなど)に分裂することが決定的になった。


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20100210
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