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ソニーと東芝が共同開発した、PlayStation 2用の128ビットCPU。
データバス、キャッシュメモリ、全レジスタを128ビット化し、特定の演算処理ではスーパーコンピュータ並みの性能を発揮する。
命令セットには、MIPS Technologies社からライセンスを受けた「MIPS IV」に、107のマルチメディア拡張命令を追加したものを使用している。
同社の「R5900」に相当するCPUコアは、64ビットの整数演算ユニットを2系統搭載したスーパースカラとなっている。
3次元グラフィックス性能を左右する浮動小数点演算では、浮動小数点演算ユニット(FPU)が2つ(浮動小数点乗加算器×1、浮動小数点割算器×1)、VLIWを採用した浮動小数点ベクトル演算ユニットが2系統(浮動小数点乗加算器×9、浮動小数点割算器×3)用意されている。
また、MPEG-2デコーダユニットを内蔵し、MPEG-2形式のビデオを単体で再生する能力を持つ。
DMAコントローラもCPUに統合されている。メモリの種類としてはDirect RDRAMをサポートし、メインメモリと3.2GB/sで通信することができる。
キャッシュメモリは命令用が16kB、データ用が8kB内蔵されており、この他にシングルサイクルでアクセスできる16KBのスクラッチパッドRAM(SPRAM)というキャッシュが内蔵されている。
Emotion Engine全体の性能は、浮動小数点演算で6.2GFLOPS、3次元グラフィックス演算性能で毎秒6600万ポリゴン。
製造プロセスには0.18μmルールの4層メタルレイヤーを採用し、トランジスタ数は1050万でダイサイズは240平方mm。1.8V駆動で15Wを消費する。PlayStation 2ではクロック周波数300MHzで動作する。