リッピングソフトウェアとは、音楽CDからデータを読み込み、コンピュータ上で使用できる形式に変換するアプリケーションソフト。単に「リッパー」(ripper)とも呼ばれる。
録音と違い、デジタルデータをそのまま処理するため、読み損じが起こらない限り、音質が一切劣化しないという特徴がある。音楽CDから取り出したデータには圧縮が施されていないためにサイズが大きいので(1分あたり約10MB)、MP3などの形式に変換(エンコード)して容量を節約するのが一般的。
一時期、音楽CDに簡単なコピー防止機能がついていることを理由にリッピングソフトウェアの合法性が問題になったが、問題なしという形で決着をみている。いくつかのリッピングソフトウェアはフリーソフトウェアとして配布されており、入手は容易である。
なお、DVD-Videoから映像を読み込んで変換することも同じく「リッピング」と呼ばれ、こちらもリッピングソフトウェアが配布されているが、音楽CDと違ってDVD-Videoのリッピングは違法とされており、リッピングソフトウェアも規制の目を逃れるようにして配布されているのが現状である。
ちなみに、コピーコントロールCDの主目的はリッピングの防止で、具体的にはリッピングソフトウェアに誤ったディスク情報を与え、正確なコピーを困難にするものである。