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映像の画面サイズをより大きなものに変換すること。特に、従来のアナログテレビ放送(SDTV)の大きさにあたるSD品質の映像を、高精細テレビ(HDTV、ハイビジョン)サイズのHD品質に拡張ること。逆に、画面サイズを縮小する変換のことを「ダウンコンバート」(またはダウンスケーリング)という。
一般的なSD品質の映像は横640×縦480ピクセルで構成され、アップコンバート処理によってこれをHD品質の1280×720あるいは1920×1080に引き伸ばす。両者ではアスペクト比(縦横比)が4:3と16:9と異なるため、この違いをどのように補うかによっていくつかの変換方式がある。
「サイドパネル」方式では、元の映像の左右に黒い部分を追加して横幅を広げ、横長の縦横比に対応させる。「上下カット」方式では、元の映像の上下の部分をカットして横長にする。変換後の映像は上下部分が失われてしまう。「アナモフィック」方式では、元の映像を均等に左右に引き伸ばして横長にする。映像が縦に潰れた歪んだ形になってしまうため、もともとHD映像を横に潰してSD映像に変換したものを元に戻すような場合にしか使われない。