BTO 【Build To Order】 ATO / Assemble To Order

概要

BTO(Build To Order)とは、工業製品の製造・販売の方式の一つで、顧客から製品の発注を受けてから製造、配送する方式。

完成済みの製品在庫を顧客に販売するのではなく、顧客の発注を受けてから生産を開始する。実際には部品の在庫はある程度用意しておいて受注後に組み立てをうことが多い。

在庫を販売するより納期は長くなるが、在庫を持たなくて良いためコストの削減になる。また、パソコンなどのBTO販売の多くは、実際には発注時に仕様の指定や変更を受け付けるCTO方式でわれており、顧客が自分に合った仕様の製品を購入することができる。

CTO (Configure To Order/Custom To Order)

発注時に製品の構成の指定・変更を受け付け、それに基づいて製造する方式を「CTO」という。これを指してBTOと呼ぶことが多い。

工業製品の一般的な販売方法では製品の仕様はあらかじめ決まっており、完成品の在庫の中から顧客が自分に最も合うモデルを選択して購入する。

一方、CTO方式の販売方式では、顧客が発注時に部品の構成や仕様などを提示された選択肢の中から組み合わせて指定する。メーカーは受注後に生産を開始し、完成した製品を納品する。

メーカーは個体ごとに異なる仕様で生産しなければならないため高度な情報システムや生産管理システムが必要となるが、完成品の在庫が不要なため必ずしもコスト増とはならない。

(2020.5.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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