修飾キー 【modifier key】 装飾キー / モディファイアキー

概要

修飾キー(modifier key)とは、キーボードのキーの種類の一つで、他のキーと一緒に押すことで、入力される文字や機能などを一時的に変更するためのキー。ShiftキーCtrlキーなどの総称。

キー単体で押しても基本的には何も起きないが、修飾キーを押しながら他のキーを押すことで、そのキーを単体で押した時とは異なる入力を行うことができる。WindowsキーAltキーなど、単体で押しても何らかの機能が呼び出される場合もある。

Windowsパソコンのキーボードでは、ShiftキーCtrlキーControlキー)、AltキーWindowsキーアプリケーションキーなどが該当する。Mac用キーボードではShiftキーCommandキーOptionキーなどが該当する。

例えば、アルファベットの文字キーを押すと小文字が表示される状況で、Shiftキーを押しながら文字キーを押すと大文字を入力することができる。上段の数字を入力するためのキーは、Shiftキーと一緒に押すことで左上に刻印されている記号(「1」キーなら「!」)を入力することができる。

また、多くのソフトウェアでは、Ctrlキー(やCommandキー)と押さえながら「C」キーを押すと、現在選択されている文字列などのデータがクリップボードにコピーされるようになっている。このように、文字ではなく特定の機能を呼び出すようなキー操作を「ショートカットキー」あるいは「キーボードショートカット」「ホットキー」と呼ぶ。

(2024.8.24更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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